コロナ解雇の中の孤独。

コロナ解雇にあってから、1ヶ月と1週間が過ぎているが、体感ではもっと時間が経ってしまっているような気がする。


朝、9時。

4歳の息子を保育園に預けたあとは、スーパーでパンや牛乳など足りないものを買ってから家に帰る。


家に帰ると、業務委託の仕事が待っている。お金にはならないが、とりあえずは今、これをやっておかないと、心が折れてしまいそうだから、ありがたく一生懸命にやらせてもらう。

なんやかんやしていると、すぐに昼になってしまう。

節約のため、買い込んであるパスタの麺を茹でて、これまた買い込んであるパスタソースで簡単な食事を済ませる。


午後1時。

子供を迎えに行くのが5時半頃なので、あと4時間ほどしか時間がない。

パソコンに向かい、誰とも話さず黙々と作業をしていると、気づけば5時を過ぎている。


子供を迎えに行く時間。


もう、冬も近づいているせいか、辺りはすっかり暗くなってしまっている。


保育園までの暗い通りを歩いていると、孤独を感じる。


孤独。


毎日話しているのは、妻と息子と保育園の先生と保育園にいるお友達のおかぁさん。


孤独に弱いわけではないが、あまりにも人とちゃんと話をしていない気がする。


妻は仕事に出ていて、私はいつも家にいる。

なんだか非常に申し訳ない気分になる。

俺はこんなことをしていていいのか?特に遊んでいるわけではないが、そんな気分になってしまっている。

悪いので、せめてもの償いをということで、夜ご飯を作る。


今日は魚を焼いた。

素朴だが、食べられることに感謝しなければ。


あー。いつかみんなで美味しいものを食べに行きたいな。