初詣のプチ悲劇

2020年。

オリンピックイヤー。

今年は、イベント目白押し。

私たち家族は、そんなめでたい年にあやかりたいと思い、初詣に出かけた。

賽銭箱にお金を入れ、ささやかな願い事。

家族みんなが、健康でいられますように。。。

3歳になる息子も慣れない手つきでお祈りを済ませる。

おみくじを引き、私は末吉。妻は中吉。息子も中吉を引いた。

まぁまぁ、だな。

などとつぶやきながら、歩いていると、息子が、何やら困っている。

どうしたんだ?

どうしたのだ?

神社の近くに、魚が見える橋があるのだが、魚を熱心にながめているうちに、橋の欄干の小さな隙間に頭を突っ込んだまま取れなくなってしまったらしい。

頭が大きい息子は、自分で頭を引き抜こうにも、抜けずに、その場で泣き続けている。

妻は、彼を欄干から引き抜こうとするが、引き抜けない。

見事にハマっている。


大丈夫だ。

首がしまってるわけじゃないから。

上に頭をずらして!

と私が言ってると、笑い出す妻。

いや、笑い事じゃないだろ?

と私。

だって、こんなところにハマらないでしょ?普通?

と、笑い続けている。

しばらくして、冷静に、頭を上の隙間にずらして脱出。


ポロポロと涙を流す息子。

川に落っこちると思ったの。。


ポロポロと涙を流す息子を見ながら、私も笑えてきてしまった。


なんで、頭がハマるんだ?

と。