じいじ、ばぁばと一日中遊んでもらい、別れる時の息子の悲しいという涙は、純粋そのもの。
私がもらい泣きしてしまう。
じいじ、ばぁばと一日中遊んでもらい、別れる時の息子の悲しいという涙は、純粋そのもの。
私がもらい泣きしてしまう。
うちの子供の最近の口癖は、何を言ってるんだい!だ。
私が何か言うと。何を言ってるんだい!と枕詞のように言う彼は、何を言ってるんだいを言いたいだけなんだろうか?
冷静に考えると、私はそんなに変なことを言ってないと思うんだが、彼は言いたいのだ。
何を言ってるんだい!
と。
だから、私も気を使って。訳のわからないことを言えばいいだろうか?
パパは、実は、地球のことを調査しに来た、宇宙人だと。
それに対して、うちの子はこういうだろう。
何を言ってるんだい!
と。
私の息子2歳は、日々、新しい体験をする。
例えば、チューチューアイス。
冷凍庫に入っているキンキンに冷えたリンゴ味のもの。
「どうやって食べるの?」
「どうやって食べるの?」
と言いながら、口に含み、その冷たさにビックリしつつも、笑顔。
例えば、炭酸水。
私が飲んでいるのを見ると、「ちょーだい!」「ちょーだい!」
というので、シュワシュワするよ!と言うと、でも飲みたいというので、飲ませると、顔が真ん中に集まるくらい、苦悶の表情を浮かべ、苦いーと言う。
私たち大人が当たり前のように、食べたり飲んでるものが全て初体験。
色々と覚えていく、未来は明るい。
私は子供が生まれるまで、アンパンマンを見たことがなかった。
しかし、子供が生まれてアンパンマンをよく見ている。
私が感じたアンパンマンのいいところは、完全に悪者がいないという所だ。
毎回、敵役はバイキンマンなのだが、悪にはなりきれない。
彼が悪さをする動機は、お腹が空いたからということと、ドキンちゃんに命令されての行動が殆どとなる。
純粋なキャラクターのオクラちゃんが出てくると、悪さをする気が削がれてしまうし、フランケンロボに出会うといつもの勢いがなくなってしまう。
と、バイキンマンの話を書いてしまったが、私と息子が大好きなキャラはカバオくんである。
このカバオくん、一言で言うと食いしん坊。
その一言一言が面白い。
みんなでサッカーをやり、キーパーのカバオくん。
ボールをキャッチして、その場で倒れこむ。
「どうしたの?カバオくん?」
そこで、発したカバオくんの一言。
「もう、お腹が空いて、立ち上がれません。」
仲間たちの間で一瞬の間が空く。
そして、大爆笑。
「カバオは食いしん坊だなー」
バツが悪そうにカバオくん。
「えへへー。」
キャンディ姫が、カバオくんの前で、「今日から食パンマンは私の家来よ」と告白された時のカバオくんのリアクション。
「グルルルルル〜」と、お腹の音。
カバオくんは照れ臭そうに言います。
「お腹もびっくりしちゃいました」
そして一言。
「家来なんてやだなー」
です。
なんか笑っちゃいます。
そして、ホッとしちゃいます。
私の息子がカバオくんを見て笑う姿にもホッとしてしまいます。
平成から令和に変わり、マスコミは、新しい時代になったことを無条件に喜んでいたけれど、川崎市であった、大量殺人は、平成からの社会問題が引き続き変わっていないことを証明してしまった。
気分で全てが変わると思ったらいけない。
と俺は思う。