私は彼のことを密かに例え王と呼んでいました。
彼は事あるごとに、何か例えようとします。しかし、その例えが、まるで例えになっていないのです。
「蕎麦屋に入って、蕎麦を注文したら、蕎麦じゃなくてうどんが来たみたいな?」
「Aという道とBという道があったから迷ってたらCという道があったみたいな?」
・・・
え?今の例え??
彼はいつも言ったあと、したり顔をします。
このしたり顔の中には、
俺って、頭の回転が早いから、こんなに気の利いた例えができるんだぜ!面白いでしょ?
という意図が含まれています。
いや、それは例えじゃなくて、文章でしょう。
いや、日記で書く今日あった出来事だ。
「定食屋に入って、定食を注文したら肝心なおかずが入ってなかったみたいな?」
えっ?
「ラーメン頼んだら、トッピングがついてないみたいな?」
え?
上司がその営業に、お客さんにこの件は、どっちからやればイイですか?って言われちゃったよ。
と愚痴っていた際には、
「右足から歩けばいいですか?左足から歩けばいいですか?みたいな?」
という例えも披露してくれました。
「朝、雨だと思って、外に出たら、晴れていたみたいな?」
わー、もう、やめてくれーー!
。。。。
もはや、何を言っているのか
意味不明です。
私を解雇した会社には、そんな営業もいました。
営業先でも、その、例えを披露しているのでしょうか?
その例えで、お客さんが怒り始めたら、とおもうと。。
会社崩壊です。
大丈夫なのか?と思ってしまいます。あの会社。