zoom面接初体験

9月末で職を失う私。

そう、今日で仕事を失う。


しかし。

立ち止まってはいけないということで、とにかく、気になった会社の募集には片っ端から応募して、行動している。

ライターとしてやっていきたいという希望はありつつも、実力がまだまだ足りない私には、なかなか返事が来ない。

もっと自分を磨け!負けるな!タオルを投げたりするな!ファイティングポーズだ!

と、自分を鼓舞しつつ、応募し続ける。


先日、その姿勢が実ったのか、面接に呼ばれた。


zoomでの面接。

zoomの面接初体験。


大変だ。面接官に悪い印象を与えないように、普段のだらしない格好ではだめ。

パリッとしたシャツに着替えて、部屋も綺麗にしておかなければならない。


焦りながら準備を整えつつ、面接の時間が来た。


zoomが開始される。

どんな人が私を面接するのだろうか?

ドキドキしていると、そこに現れたのは、長髪で、豊富な髭をたくわえた仙人のような格好の人だった。


腕には猫を抱いている。


。。。ね、ねこ?

リラックスしすぎだろう。


私の経歴や仕事の成果などの質問を受ける。

質問はごく普通の面接なのだが、猫がチョロチョロしているのが気になって、面接に集中できない。

ねこ!


しだいに、パソコンの画面のどこを見ていればいいのか、わからなくなり、微妙な空気が流れる。


仕事の希望を聞かれて、ライティングを中心にやっていきたいと、伝えたところ、空気はさらに一変する。


うちはですねー。ライティングは重要視してないんですよー。

だから、その内容の仕事はないんですねー。


それでは、なぜ、面接に呼んだんだろうか??

そして、私はなぜ、面接を受けているのだろうか?


以降、面接はお互いの言葉が少なくなり、時間だけが過ぎて行き、終了。


そして、すぐに不採用の連絡が来た。

残念だけれども、納得ができた。

求められていなかっただけなんだ。


まだまだ。

次だ!次だ!


負けるな!

ファイティングポーズだ!

と、また、自分に言い聞かせる。