クリスマスイブには踊らされていた

今日は12月25日。クリスマスだ。

今の若者はクリスマスには特別な思い入れはなく、彼氏、彼女と過ごすなんてしないという。

私にとってクリスマスはそんなものじゃなかった。

まず、テレビのCMはクリスマス気分を煽るもので溢れていた。

特に私の頃は、山下達郎のクリスマスイブにのせて流れるJRの宣伝が毎年幅を利かせていた。

クリスマスの日に合わせて離れ離れになっていた恋人同士が駅で再開する。彼女は待っても待っても来ない彼氏を待ち続ける。

終電近くになって現れる彼氏。

プレゼントを手に持っている。

喜んで抱きつく彼女。

抱きしめる彼氏。

この彼氏が俺。

そんな劇的なクリスマスを私も期待していた。

期待していた。期待していた。期待していた。期待していた。

現実にそんなこと起こらなかったじゃないか!

若い私はいつまでも劇的なクリスマスが訪れないことを、これが現実だと思わずにいつまでも浮かれ続けては、裏切られ1人で落ち込んでいた。 


そして、イイ大人になってからもそんなことは起こるわけもなく、うまい具合に踊らされ続けていた。

 

テレビの見過ぎ、ラジオの聞きすぎ、情報に踊らされすぎ。


浮かれ気分に終止符を打てずに人の親になってしまった。


昨日、子供がクリスマスプレゼントの封を開けて喜ぶ姿を見て、なんとも言えない気分になった。


これが実は私が待っていたクリスマスの本当の姿だったのかもしれない。