携帯をなくした?話

先週の水曜日。朝の京急線快特品川行きに乗った時の話。横浜駅でボックス席が空き、うつらうつらしながら終点の品川駅に到着する直前のことだ。携帯にメールが入り、返信したその時、手からポロリと携帯がすり抜けて行った。。

ボコっ!

という音をさせて私の周りに落ちたことはわかっている。

近くに落としたからさぁ、拾おう。

と、携帯を探せども、私の携帯は見つからない。終点の品川駅に到着。

人が降りるのをみて、私は自分の座席の下を覗き込んだ。

。。。ない?なぜにない?

近くに落ちた音がしたのに物がないのだ。

全員降りてしまい、電車は車庫に入るとアナウンス。

私はすぐさま電車を降りて、その場に立つ駅員2人に事情を説明して、今すぐに携帯を探してもらえないか、依頼した。

しかし、京急品川駅の駅員さんは、臨機応変さがない。

とにかく電車を車庫に運び、次の電車をホームに入れなければならないというお役所対応で携帯を探してもくれない。

「あー、電車が車庫に入ってから探すことになりますので、10分待ってあったかどうか確認して下さい。今、向かいの忘れ物センターに言っときましたから。」

忘れ物センターにすぐに行く。

忘れ物センターの職員もめんどくさそうに対応してくれた。

「はい。10分待っていただけます?」

10分待った。駅員さんは適当な感じで答える。「やっぱりねーなかったみたいですよ。見つかったらこちらに連絡入ってるはずですから、こちらに電話して下さい。」

私は、忘れ物センターの電話番号を渡され、その場を立ち去ることにした。

しかし、本当に探したの?

という対応にしか見えなかった。


そのやり取りで会社に遅れそうになりながらもなんとか、間に合って仕事に就くが、気が気じゃない。

お昼になり、落し物センターに電話した。

今のところ届いていないとの答え。

その日は見つからない携帯が気になりながらも終業時間を迎えた。

帰りに京急品川駅を通ったついでに、もう一度、何時何分の電車に乗り、どこで降りたかを伝え、車両を特定できないかを確認する。

駅員はめんどくさそうに、ちょっと確認してみるといい、確認してくれた。

答えは、その電車は、夜中の1時にならないと車庫に入らないから確認はその時間になるかもしれない、と曖昧なものだった。

他のものに引き継いでおくと言われたので、取り敢えずその結果どうだったかを確認しにくる。と告げ、翌日また品川駅へ向かうことにした。。

翌日。

また、同じ品川駅の忘れ物センターに確認する。対応した職員は、まるではじめての対応で私にどこで、いつ、なくなったのか?と聞いてくる。

引き継ぎしてないじゃん。。。


要件をもう一度伝えると、昨日対応した職員が改めて出てきて、

めんどくさそうに

「やっぱりありませんねー。」

と答えられた。

本当に探したの?

おさまりのつかない私は、JR品川駅の落し物センターでも落し物の問い合わせをし、職場のあるJR新宿駅でも落し物の確認をしたが、落し物はない。とのことだった。


取り敢えず、携帯を悪用されてはいけないので、警察に落し物届けを出し、携帯ショップで携帯が悪用されないように機能を停止してもらった。。。

携帯が見つからないのは辛い。なぜなら、通信手段がないからだ。妻との連絡すら取れないとは、なんとも不便なものだ。


金曜日。

相変わらず、携帯は見つからずに夜を迎えた。横浜に寄る用があったので、視点を変えて横浜駅京急線落し物センターで問い合わせてみた。

水曜日、何時の電車でどこの位置から乗り、どこで降りたかを説明すると、2人の職員さんは親身になって、私の困りごとを聞いてくれた。

品川京急とはまるで対応が違うじゃん。。

「ふんふん。そこに乗ったということは、この車種の何号車だな。わかりました。ちょっと、昔車両点検をしていた者がいるので、そこに連絡しますんで、お待ちください。」

なにやら、物凄い推測力で対応してくれている。。

もう、それだけで十分だと思えるほど親切な対応だ。

しばらくして、職員さん宛に電話が掛かってきて、再び対応。

「なにか、車両点検でボロボロの携帯がみつかったみたいです。確定情報じゃないので、また、わかったら結果を伝えますから、日曜日に来てもらえないでしょうか?」


私は了解して、日曜日の報告を待つことにした。半分、電話が無傷であることを期待して。。


日曜日。

横浜駅の落し物センターに再び向かう。

話を聞くと、確かに携帯はありました。とのこと。

えつ???

なぜか、京急久里浜駅に私の携帯は流れ着いていた。


急いで京急久里浜駅に向かう。

駅員にものを渡された。

確かに私の携帯。。。

4日ぶりに再開した私の携帯は、ディスプレイのガラスは粉々に砕け、使えない状態になっていた。

あーあ。

次の日、保険の範囲内で1万円で新しい携帯と交換してもらったが、前のデータがないので、昔の友達に連絡することもできなくなっている。

そして、次に紛失したら3万円で交換だということだ。

無くしたわけではないから後悔が大きい。

あの時、品川駅で駅員さんがすぐに対応してくれたらこんなことにはならなかったのに。。。

しかし、京急横浜駅の職員さんありがとう。

お礼が言いたいですな。