パパ。

今日の帰りの電車にて、ベビーカーに乗った一歳くらいの女の子が、おかぁさんと乗っていました。

女の子は、窓の外を見ながら、仕事でいないであろう、パパのことを探して泣いています。

パパ、パパ、パパ、パパ、パパ!


一駅、一駅、言います。


パパ、パパ、パパ、パパ、パパ!


同じく一歳になろうとしている子供を持つ親として、そのパパ!

と叫ぶ女の子の声を聞いていたら、

こちらの胸が熱くなり、電車の中で、泣きそうになりました。


出来ることなら、パパだよ!

って、言ってあげたいのだけれど、私はその子のパパでは、ありません。


心の中で言ってあげます。


パパ。だよ。


その子のママ、スマホをいじってばかりで子供の顔を見ないのはないよ。


と、思ってしまうのでした。