調整は、仕事とは思えない

私が今やっている仕事、調整が主な仕事です。

A社とB社の調整から始まり、社内のAとBとC部門の調整。

調整。調整。調整。調整。調整。

調整。ちょっ。ウルサーーーイ!


正直、1人黙々と作業を行う、職人気質の自分には、向かなくて、死にたくなる毎日です。

生活の為に働いてるとはいえ、苦痛で仕方がない。

この調整という仕事に、生産的なものは、見出せません。

あの人は、こういうけど、あの人はそうじゃないという。そして、この権力者はああいうから、忖度して、こうしようとする、と、もう一方の権力者が、そうじゃないと言い出して、忖度の調整をする。

という、永遠のループのような、檻の中で、遊具を転がすハムスターのような閉塞感を感じる。

遠くの空では、明日もしれない戦火の中で、必死に命を揺らす人達がいるのに、こんな狭い世界で、なにしてんだ?とすら、思ってしまう。

ところで、自分は、命を揺らして、納得して、生きてるだろうか?

妻や子供との生活を口実に、自分の本当に目指したいことから逃げてないだろうか?

腑抜けになってないだろうか?


そんなことを考えながら、

家の鍵を開けると、「パパー」と呟く子供の声が聞こえる。

と、共に、そうした思いを深い深層の中にしまい込み、また、自分に嘘の鍵を掛けて、普段の生活を続けるのだ。