私、突然、ムエタイジムに通いはじめました。
仕事のパワハラやらで、頭がおかしくなりそうになっていたところ、会社の同僚が近所のムエタイジムに通ってるってーことで、体験入学をしてみたところ、楽しくて、正式に入会してしまったのです。
先ずは、シャドーで鏡を見ながらのパンチの練習。ワンツー、フック。ワンツー、フック!周りの慣れた人の目を気にしながら、型に忠実にパンチの練習です。
ひたすらやります。
次にタイ人の会長とのミット打ちです。
先ずはパンチ。
ワンツー、ワンツー、ワンツー、ワンツー、フック、ワンツーフック。
ワンツー、フック。
次にキックを交えます。
ワンツー、フック。ワンツーフック。ワンツーフック。キック!硬い!
ワンツー、フック、キック!硬い!
ワンツーキック、硬い!
私、天性の股関節の硬さで、基本のミドルキックの足が上がりません。
(あーーーーあーーー。)
余りの股関節の硬さに、会長も見るに見兼ねたのか、私に股関節のストレッチを進めてくれます。
足の前屈、開脚、あぐらをかいての関節伸ばし。兎に角固すぎて、曲がりません。
今度は、紐で片足を括り付けて、斜め45度に伸ばします。
イデデデデデデデデ!
股関節が悲鳴をあげます。
でも、痛くても構いません。
私の心に中に浮かぶ言葉はこうです。
俺は強くなりたい。俺は強くなりたい。俺は強くなりたい。
鍛えることで、パワハラなどに屈しない心と身体を作るんだ!
股関節を伸ばしたあとは、サンドバッグに向かってひたすら蹴りの練習です。
ミドルキック、ミドルキック、ミドルキック、自分では、蹴りが上手くいっていると思っていますが、足は上がっていません。
それを横目で見ていた会長は、アドバイスをくれます。
軸足を横にして、ナナメから蹴る。
何度かその要領で蹴って見ると、コツを掴んできました。
出来る喜び。
会長も嬉しそうです。
夢中になって、練習して、気づくと2時間は過ぎてしまっています。
会長は言います。毎日、股関節のストレッチをやれば、チョットずつ、チョットずつ、足が上がるようになる。
と。
継続は力。やる気になる言葉です。
そんなわけで、ムエタイを続けて行こうと思います。
ところで、ジムの会長は、なんと、あの方です。
田中、タイキック!
ジャジャーン!