転職活動2017③

ある広告会社を辞め、転職活動をすることになる日記の 続き③

 

私、この会社に入るまで、営業というものはほとんど経験したことがなかったのですが、

①最近、人と話すのが好きな自分がいるから、営業が向いてるだろう。

広告業界って、やはりいいよね?

③仕事なんて、やってみれば、出来るだろうという根拠のない自信

そして、当時、転職活動が3か月を過ぎ、早く受かって妻を安心させたいという焦り。

からハローワークで見つけた求人に入社を決意してしまいました。

そして、こんな零細企業は2年でやめるつもり。との無謀な考えもありました。

俺は、文筆家になるからな。

文筆家だからな。

すぐに、デビューして、副業しながら文筆活動だもんな。

、、、、、

おい!

何にもしてないのに?

どうしたものでしょう?

この意味のない自信は?

なんにも考えていませんでした。いい歳して。

43歳の秋の出来事でした。

 

出勤初日。

会社案内では、社員が30人と書いてありましたが、そこには、社員が3人しかいませんでした。

社長と総務と50代の営業のおじさん。そして、私の4人です。

以前も書きましたが、50代のおじさん営業マンは、

大型の美容関係の広告で契約を取ってきたら50万円の出来高制。

その報酬を社長と25万ずつ折半するという、契約で、基本給は、5万。

既存のクライアント数社の毎月入る、50万円~70万くらいの売り上げは、全て会社の利益。給料には、反映されません。

そして、私にいい加減な引継ぎをするのです。

 

「おい!今日は、A社に挨拶いくぞ!」

「おい!今日は、B社に行く!」

と、言われ、ほいほいとついて行きますが、大した引き継ぎは、ありません。

ほんとに挨拶です。

新しく入ったこいつが、今度から担当しますんで、よろしくお願いします。

という引き継ぎです。丸投げです。

 

彼と同行すると、昼は必ず、牛丼。立ち食いそば。と、安めのものです。

なにせ、彼の給料は五万円だから。。

 

そんな昼食は、私にとってもありがたいものです。

彼は言います。

「こんな安い給料じゃーやってけねーだろ〜?」

その通りです。

その通りだけど、あんたは、自分で給料五万にしちゃってるけどね。

 

と、思いつつも、

そうっすねー!

と相槌を打ちます。

 

そして、彼も社長と同じように、昼の後は、珈琲屋に行って、タバコを吸います。

 

そもそも、給料が5万なのに、400円するんだよねタバコ。

250円もするんだよね珈琲。

そんなものを飲むこと自体、無駄な気もしますが。。

 

 

タバコの煙をくゆらせながら、彼は言います。「いいかー?営業は、テンションあげてくんだ。お前みたいな低いテンションじゃ、ダメだぞ。テンションは大事だぞ。わかったな。じゃあ、俺の教えることはもうない。

今日は直帰だ。社長には、挨拶が長引いたから、直帰します。って、電話しとけばいいよ。」といい、彼は帰って行きます。

 

微妙な時間です。

時計は4時5分前です。。。

就業時間に合わせ社長に電話しました。

 

こんなことで、営業ができるだろうか?

 

大きな疑問が湧き起こりました。

 

つづく。

 

 

 

転職活動2017の過去記事は、こちら。

よろしかったら、駄文ですが、見て頂ければ。。

 

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