転職活動日記2017

私、45歳です。

先月、誕生日を迎え、45歳になりました。

その私、育休中の妻や生まれて4か月の子供がいるにも関わらず、

今年の1月にある会社を退職してしまいました。

やっては、いけないことです。

やってはいけないことではあるのですが、そうしないと、心が壊れそうな気がしてならなかったのです。

(妻よ子よ、すみません。本当にすみませんでした、)

その退職からの紆余曲折を日記にしたいと思います。

 

営業職でした。

たった、3人の広告会社。

金になる話なら何でも飛びつき、ヴィジョンを持たない社長と

権力に弱く、弱いものには、ひたすら大きな態度を取るイエスマンの総務。

そして、私。

 

社長と総務と平社員の会社です。

平社員は、私のみ。

社長と総務は、気心しれまくっているので、余計な話は出来ません。

愚痴を言いたくても言えずに、1人溜め込んで行きます。

 

イラ、イラ、イラ、イラ、イラ、イラ、イラ、イラ、イラ、イラ、

 

唯一、心休まるのは、1人になれる外回りの飛び込み営業の時だけです。

今日は何件周ったかと、翌日に報告すれば、

いいので、外に出れば、あとは直帰してもかまいません。

 

兎に角、早い所、外に出かけて、この事務所から出て行きたい。

そんなことばかり、考えていました。

 

会社で一日中、内勤作業の時は苦痛です。

お昼は、社長の一声で、必ず、3人でお昼に行かなければならないから。。

 

その一言は、突然のタイミングで来ます。

「昼、行くーーーー?」

私は、この軽い口調の誘いが嫌で嫌で仕方ありませんでした。

 

 

食べるところといえば、油分の多い揚げ物や量の多いスパゲティなどのB級グルメばかり。。

そんな昼ばかり食べているせいか、社長と総務の人間は、不健康そうに、ぶくぶく太っています。

社長「スパゲティ、今日はLサイズいっとくー?」

総務「いや、社長、俺は、LLサイズで行きますよ!」

社長「いやー、チャレンジャーだねー?

おい、お前もLLいっとくー?」

社長と総務「ガハハハハ!」

 

私の心の声が叫びます。

(うるせー!このデブヤローー!)

 

Mを注文して、せめてもの抵抗をします。

社長「おい!お前弱っちーなー!それしか食えねーのかー?」

 

強制的に食べたくないものを食べに連れて行かれ、量も強要され、しかも、自腹。

 

給料が安いから節約したいのに、食べる店は千円近い食事ばかり。

本来は昼休憩なのに、ストレスばかりが溜まります。

 

イラ、イラ、イラ、イラ、イラ、イラ、イラ、イラ、イラ、イラ、イラ、イラ、イラ、

 

昼を食べた後は、必ず喫茶店で珈琲を飲みに行きます。

もちろん、自腹。

社長と総務は、煙草を吸います。

私は、煙草を吸いませんので、煙草の煙が嫌なのですが、強制的に喫煙席です。

はじめは煙草の煙がきついと訴えていたのですが、聞き入れられないので、諦めました。

 

周りの煙も酷いので頭と肺が痛くなります。

これ、イジメです。

 

イラ、イラ、イラ、イラ、イラ、イラ、イラ、イラ、イラ、イラ、イラ、イラ、イラ、

 

喫茶店で社長は、言います。

「ずーっと、社長の俺様の給料が出ない状態が続いているんだよねー、

この会社は、お前の営業成績にかかっているんだからな!

だから、新規を取って、もっと稼げ!」

と、理不尽な要求を突き付けてきます。

総務は、いいます。

「そうだよー。営業は、取って来てなんぼなんだからさー。」

 

お前が営業行ってこい!

 

給料は、大学初任給にも満たないのに?

定期代も出さないのに?

残業代も出ないのに?

社会保険に加入してくれないのに?

 

 全ては、お前の稼ぎ次第だ、というのか?

 

いうのかよーーー?

 

私に引き継ぎをしてくれた、前任の営業の人は、そんな環境だったせいか、

モチベーションも低く、月の売り上げも、既存のクライアント数社の毎月入る仕事を細々と続け、合計して50万円~70万くらいの売り上げしか稼いでおりませんでした。

その人は、私に自慢げに言います。

俺は、世の五十代サラリーマンの中で一番月収が低い五十だぜ!

と、

 その人、大型の美容関係の広告で契約を取ってきたら50万円の出来高制。

その報酬を社長と25万ずつ折半するという、わけのわからない契約を交わしたらしく、

基本給は、5万。

保険やらを自分で払うと、手元に残る金は、1万円にも満たないようです。

高校受験の子供がいるというのに。。。

 

その人は、言います。

俺はギャンブラーだから、

追い詰められないと仕事しないんだよ。

お前はお前で頑張れ。

 

阿保です。この人、阿保です。

 

結局、この人、大型の契約を取ることもなく、

私にいい加減な引き継ぎをして、辞めて行きました。

今頃、あの人はどうしているのだろう?

 

 取り敢えずは、目標を持ちました。

前任者が、50~70万だった月の売り上げを120万にしてから、この会社を辞めてやる!

それが、私のモチベーションでした。

 

つづく